2018.1.15

レポート:「亀岡・地域の食と農の未来を考えるワークショップ」開催報告 (京都大学大学院 熊谷啓)

9月27日(水)、10月16日(月)、11月20日(月)の三回に渡り京都府亀岡市にてFEASTプロジェクトWG2主催 の「亀岡・地域の食と農を考えるワークショップ」が開催されました。WG2の秋津元輝(京都大学)、中村麻理(名古屋文理大学)、FEASTサブリーダー・上級研究員の田村典江を中心として、プロジェクトリーダーのSteven McGreevyと研究推進員の松岡祐子、岩橋涼(京都大学大学院)、そしてわたしの7名が携わり、亀岡市の農業、栄養指導、食品加工業など食と農の問題にかかわる様々な市民の方13名にご参加いただきました。 WG2 は、日本国内では京都府京都市、秋田県能代市を研究拠点...

2017.12.25

レポート:第22回人類生態学会国際会議参加報告 (オーストラリア国立大学 河合史子)

2017年11月28日~12月1日にフィリピン大学ロスバニョス校で開催された第22回人類生態学会国際会議(The XXII International Conference of the Society for Human Ecology)に参加してきました。私は現在オーストラリア国立大学フェナースクール環境と社会研究室の博士課程に在籍しており、日本における自家採種慣行に関する研究を行いながら、FEASTのプロジェクトにも携わっています。 人類生態学会は生態学的視点を研究・教育・実践に活かすことを促すべく、1985年より開催されており、今年で22回目を迎えました。今年の学会のタイトルは「...

2017.12.13

レポート:第一回地球研・UCB共同国際ワークショップ「Food, Agriculture, and Human Impacts on the Environment: Japan, Asia and Beyond」参加報告 (プロジェクトリーダー スティーブン・マックグリービー)

去る11月6日~7日に米国カリフォルニア大学バークレー校(以下、UCB)にて、総合地球環境学研究所(以下、地球研)とUCBの交流協定締結を記念した第一回共同国際ワークショップ「Food, Agriculture, and Human Impacts on the Environment: Japan, Asia and Beyond」が開催されました。FEASTからは、サブリーダー・上級研究員の田村典江、研究員の小林舞およびクリストフ・ルプレヒト、メンバーであり地球研准教授のダニエル・ナイルズと、私の5名が参加しました。ワークショップは8つのセッションから成り、キャンパス内の会場にて行われまし...

2017.12.5

レポート:セミナー「長野市の食と農の未来‐市民の力でトランジションを起こすには‐」開催報告 (プロジェクト研究推進員 小林優子)

11月23日(木)に、地球研にてpeace flagプロジェクトと共に開催したシンポジウム「ファーマーズマーケットのあるくらし:持続可能な社会へのトランジション」(現在ブログ記事執筆中です!)を無事に終え、11月24日(金)は、新幹線と特急しなのを乗り継いで、長野出張に行ってきました。当日は、長野市にある権堂イーストプラザにて、FEASTプロジェクトリーダーのスティーブン・マックグリービーを講師とし、セミナー「長野市の食と農の未来‐市民の力でトランジションを起こすには‐」を開催しました。 FEASTプロジェクトは、日本国内では、京都府京都市・亀岡市、秋田県能代市を研究拠点としてきましたが...

2017.11.21

イベント情報:シンポジウム「ファーマーズマーケットのあるくらし‐持続可能な社会へのトランジション」開催のお知らせ (プロジェクト上級研究員 田村典江)

11月23日(祝)に総合地球環境学研究所を会場として、「ファーマーズマーケットのあるくらし‐持続可能な社会へのトランジション」と題したイベントを開催します。 このイベントは、京都市左京区で「生産者やお買い物に来てくださる方と小さくゆっくりつながる」ことを目指して、ファーマーズマーケットを月2回開催しておられるpeace flagプロジェクトさんとの共催イベントです。私たちFEASTプロジェクトも2016年に本格稼働を始めましたが、peace flagプロジェクトさんのKyoto Farmers Marketもこの11月で1周年を迎えられます。その1周年を記念し、全国のマーケット主催者さん...

2017.10.30

FEAST HQ:7月着任今泉晶研究員の紹介:持続可能なアグリフードシステム:タネから食卓まで(プロジェクト研究員 今泉晶)

私がFEASTプロジェクトに研究員として関わり始めてから、早くも3ヶ月が経ちました。オランダ、ルクセンブルクでの2年半の生活を経て京都に帰ってきましたが、観光客の多さに驚きます。 私は京都大学大学院で種子の社会システムについて研究してきました。種子の開発から生産、販売の過程には、遺伝子組み換え技術を含む科学技術やその成果を保護する知的財産権保護制度、種子の品質を担保して市場を形成する法制度など様々な社会システムが介在します。これらのシステムがうまく組み合わさって種子の安定供給を支えていますが、システムは時に農民が自由に種子と関わることを阻害します。農業には多様な栽培環境、栽培方法、経営理...

2017.9.21

レポート:FEASTプロジェクト・リトリート:琵琶湖畔における省察 (プロジェクト・リーダー スティーブン・マックグリービー)

8月28日~29日に、第四回FEASTプロジェクト・リトリートを開催しました。今回は、滋賀県・琵琶湖のほとりでの開催です。リトリートは、FEASTプロジェクトの各ワーキンググループ(以下、WG)のチェア、エグゼクティブ・コミッティーのメンバー、そしてHQメンバーが集まり、研究の進捗報告、今後の計画や目標を話し合う重要な機会です。プロジェクト・リーダーの私にとっては、プロジェクトの様々なコンポーネントがどのように展開しているか、そしてどのように一つの「ストーリー」を創り上げるのか、研究の枠組みに忠実に進んでいるか(あるいは進化しているか)など理解するのに不可欠です。 メンバーの背景や研究に...

2017.9.11

レポート:LCAアプリができるまで①ー2017年度第2回WG5会議 (プロジェクト研究推進員 松岡祐子)

2017年8月18日に、工学院大学新宿キャンパス(東京都新宿区)でFEASTプロジェクトのWG5の2017年度第2回ミーティングが行われました。WG5ではスーパーで手に取った食品が、原料の生産から流通の過程で持続可能性の問題にどれだけ関与しているのかを「見える化」するスマートフォン・アプリを開発しています。今回の会議では、8月末に開催されたFEASTのコアメンバー会議に向けて、このグループの研究計画及び進捗状況、今後の方針について話し合われました。 持続可能性の問題と一言でいっても、気候変動や汚染問題、多様性の喪失といったいわゆる環境問題だけでなく、不公平な価格での取引など上記の原因とな...

2017.9.5

レポート:ミツバチに関する研究を開始しました! (プロジェクト研究員 マキシミリアン・スピーゲルバーグ)

日本の夏と言えば蝉の鳴き声を思い浮かべるかと思いますが、この夏は少し違いました。私と、同僚のクリストフ・ルプレヒト(プロジェクト研究員)、真貝理香、甘靖超(ともに外来研究員)の夏の音は、ミツバチにも彩られることとなりました。 ミツバチは農業生産における受粉媒介者であり、その重要性が世界中で認識されるようになってきました(IPBES 2017)。そして、アグロエコロジーへの転換や、地域の食システムにおいても、ミツバチは一端を担っています。その一方で、日本国内で養蜂業を営む人々や(飼育されている)ミツバチの数は、病害や景観・農業の変化、殺虫剤や農薬の使用、そして野生動物による被害などが原因で...

2017.8.18

レポート:2017年度地球研オープンハウス「?(はてな)と!(びっくり)をシェアする夏」開催報告 (プロジェクト研究推進員 小林優子、松岡祐子)

FEASTプロジェクトの所属する総合地球環境学研究所は、地域の方々との交流、そして地球研の施設や研究活動について知って頂くため、2011年度より毎夏オープンハウスを開催しています。2017年度は、7月28日開催で、テーマは「?(はてな)と!(びっくり)をシェアする夏」でした。今年は、暑い中850名近い方にお越し頂きました。 オープンハウスでは、参加者の方が地球研の活動をより身近に感じて頂けるよう、所全体をあげて様々なイベントを企画します。FEASTプロジェクトでは、京都の食の未来を探究するカードゲームとビデオゲームをメインとし、「京都の食にとって大事なこと」キーワードへの投票、「あなたに...