2018年 6月 22日

京都こだわりマルシェ29「みんなで描くおいしい京都 食の未来予想絵図をつくろう!」開催報告(プロジェクト上級研究員 田村典江)

FEAST HQ WG2, イベント, レポート

FEASTプロジェクトでは、NPO法人使い捨て時代を考える会安全農産供給センターに協力して、6月10日に開催された京都こだわりマルシェ29において、「みんなで描くおいしい京都 食の未来予想絵図をつくろう!」というイベントを開催しました。

このイベントは、来場者が果たしてどのような「京都の食の未来」を望ましいと思うのかを可視化することを目的としています。今回は、マルシェ来場者のみなさんに、主催者が用意した下絵のなかに想像する「あってほしい京都の食の未来」の絵を描き入れていただく方法で実施しました。用意した下絵は「山(牧場、果樹)」「里(田んぼ、畑、川)」「海(港、漁船、イカダ)」「街(住宅、学校、工場、遊園地)」の4枚です。また白紙も2枚準備しました。

あいにくの雨でしたが、主に子どもさん中心に、たくさんの絵を描いてもらうことができました。ぶどう、みかん、すいかなどの果物、にんじん、枝豆、ブロッコリーなどの野菜、タコ、イカ、魚、ワカメなどの海産物など、具体的な食べものを描く人もいれば、うどんや餃子、寿司、ろうそくの飾られたケーキなど食べものを描く人もありました。家族の食卓の風景、農作業をしている農家さん、釣りをしている人など、人間の関わる場面もあれば、学校に学校菜園、牧場にバーベキューと、「場所」と結びついた食の場面もありました。これらの結果から、人々が描く「食」のイメージは、素材やメニューに限定されず、日常生活のいろいろな場面とつながっていることがわかります。

すでに描かれた絵を見て、後から来た人が、連想で絵をつなげていくところも多かったです。一番はじめに、あるお子さんが、白紙一面にぶどうを描いてくれました。その後、ぶどうから連想したと思われるさまざまな果物(すいか、いちご、パイナップル、もも、りんご、なし等)がたくさん描き込まれました。これらの果物は、必ずしも旬のものや身近なものというわけではなく、子どもさんにとって、果物はキャラクターのように意識されていると感じました。野菜や果物の絵を描くことは、子どもさんにとって楽しいことなのだ、ということのようです。野菜の絵には、枝豆、にんじん、ブロッコリー、ししとうなどが描かれていました。こちらは果物とは違って、子どもさんにとって日常的な食べものが描かれていたように思います。

食べもののことを考えること、食べものの絵を描くことは楽しいことなのだと改めて気づいた気がします。今後も、「食」のもつイメージのふくらみについて、考えていきたいです。

食の未来予想絵図を作ろう!(撮影:田村典江)

多彩な食の未来が描かれています。(撮影:使い捨て時代を考える会)

最後に結果のまとめ分析を行いました(撮影:使い捨て時代を考える会)

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