2018年 7月 03日

ウェブセミナー『「トットネス 地域経済の青写真」のここが面白い』開催報告 (プロジェクト研究員 太田和彦)

FEAST HQ WG2, セミナー、ワークショップ, レポート

6月27日夜に、ウェブセミナー(通称:ウェビナー)『「トットネス 地域経済の青写真」のここが面白い』を開催しました。今回のウェビナーでは、トランジションタウンの発祥の地・トットネスの市民団体REconomy Centre Totnesが、2013年に刊行した報告書『地域経済の青写真』の読みどころを、「バケツの漏れ穴を調べる」というコンセプトに沿って、簡単にまとめました。

「漏れバケツ」のモデルは、地域経済を「バケツ」、お金を「水」にたとえたものです。バケツには、外から水が注がれます(モノやサービスを地域の外に売ったり、旅行者が宿泊したり、助成金をもらったりなど)。しかしバケツには穴があいており、水が流れていきます(モノやサービスを地域の外から買ったり、地域外の建設会社に発注したりなど)。バケツの穴を小さくすれば、それほど多くの水を注ぎ込む必要はなくなります。しかし、すべての穴をふさぐこと(地域内の完全な自給自足)がこのモデルの目的ではありません。他の大小のバケツ(=地域)との、「自立にもとづく相互依存」の関係を築けるようにすることが、このモデルの目的です。

『地域経済の青写真』の読みどころは、地域経済の「バケツの漏れ穴」の調べ方や実践例が、【食品】【住宅改修】【再生可能エネルギー】【介護と医療】というテーマごとに載っているところです。

今回はざっくりとした観点からのウェビナーでしたが、次回は『地域経済の青写真』の中身をもっと詳しく読むことも検討しています。また、「バケツの漏れ穴」を調べるツールとして、地域経済分析システム(RESAS:リーサス)が話題にのぼりました。RESASとは、内閣府のまち・ひと・しごと創生本部が運用するシステムで、ビッグデータ(産業構造、人口動態など)を集約し、マップやグラフなどとして可視化するものです。京都市で食をテーマにして、RESASの使い勝手を調べてみたりするのも面白いかもしれません。もしアイディアがありましたら、気軽にお知らせください。また、次回のウェビナーの詳細が決まりましたら、FEASTのFacebookや本ブログなどでご案内させて頂きます。

連絡先:FEASTプロジェクト研究員・太田和彦(メール:[email protected]

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