//WORKING GROUP 6

イマジナリー
(社会・個人的想念)の脱植民地化

Decolonizing the Imaginary
このグループの取り組み

資本主義社会にとって、経済成長・発展が「豊かさ」と捉えられています。このように「豊かさ」が消費中心の形へと再定義されたことは、大規模な環境破壊や人的被害の原因となっています。しかし、主流のサステイナビリティ学、政策や計画立案において、この課題が議論されることはなく、脱成長の指針に基づいた先進国の大量消費の削減に向けた急進的な方策でさえ、資本主義の代替となるもの、そして資本主義以降の世界のビジョンを提示できずにいます。Latouche(2015)は、イマジナリーの概念―「ものごとを現実と異なる状態で見る能力」(Castoriadis 1987)―に基づき、私たちの社会的想念は、経済的必要性によって植民地化されていると述べています。つまり、持続可能なライフワールドを構築し、豊かさを向上させるためには、脱西洋化や成長・発展・商品化を廃止するといった戦略を通じて、イマジナリーを脱植民地化しなくてはなりません。WG6では、現在のところ、明らかにされていない個人の想念、社会的想念の脱植民地化のプロセスを推し進めるための具体的な方策について研究を進めています。

<References>
Castoriadis, Cornelius. 1987. The imaginary institution of society. MIT Press.
Latouche, Serge. 2015. Imaginary, Decolonization of. In Giacomo D’Alisa, Giorgos Kallis, & Federico Demaria (eds.) , Degrowth: A Vocabulary for a New Age. London: Routledge, pp. 117–20.

主なメンバー

ルプレヒト クリストフ

総合地球環境学研究所・プロジェクト研究員
HEAD QUARTER

生き物をつなげる多様な絆について、特に食と農のレンズをとおして研究しています。人間を超えた(more-than-human)地理学、持続可能なフードシステム、空地などの非公式緑地、都市生態学、脱成長や環境正義に興味があります。

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